アイランドセブンの広告は「LINEの通知を受け取るだけで毎日7万円の収入が目指せる!!」から始まります。
案内しているのは加藤浩司という人物です。
スマホに動画が3話届いたあと、セブンクラブという有料コミュニティに進む流れになっています。
毎日7万円が本当なら、誰でも気になりますよね。
ただ、申し込みページと販売元の表記を最後まで確かめました。
その結果、アイランドセブンにお金を払うのはおすすめできません。
もう動画を見てしまった方も、申し込みボタンを押す前に読んでもらえたらと思います。
アイランドセブンは詐欺?結論
アイランドセブンを詐欺と言い切ることはできません。
ただ、払った参加費用が赤字のまま終わる可能性が高いと判断しました。
システムもコミュニティも本当に売られていて、買えば中身は届く。
ただ、「全額返金保証」の条件を満たせる人が、ほぼ存在しない書き方になっていました。
アイランドセブンが配っているのは、ゴールドセブンという自動売買のシステムです。
そのゴールドセブンの実力は、募集ページでこう表現されていました。

時間あたりの金額と「安全」が、並べて書いてありますね。
まずは、この加藤浩司という人物と、配られるシステムの中身からです。
アイランドセブンとは?
アイランドセブンは、加藤浩司という人物が自動売買のシステムを配る、有料コミュニティへの案内です。
広告に置いてあるのは、金額と「LINEに登録する」ボタンだけ。

何をして7万円になるのかは、この時点では書かれていませんでした。
LINEに登録すると、まず届くのがこの案内です。

「先着100名限定」と「加藤からのメッセージ」の動画がセットで送られてきます。
そこから動画を3話見せられます。
最後に勧められるのが、セブンクラブとゴールドセブンクラブという2つの有料コミュニティです。
その中身は、募集ページを開くとようやく分かりました。
ゴールドセブンが謳う「1時間で20万円」
募集ページの本人あいさつは、こんな書き出しです。

「利益が出た!という嬉しい報告が続々と僕のもとに届いています」とも書いてあります。
そして収益の説明が、この計算でした。
仮に1日1時間20万円の利益が続けば、あなたの月収は1日20万円×1ヶ月=600万円!年収億超えも余裕で達成可能!
ゴールドセブンクラブの募集ページより
月600万円、年7,200万円。
この金額が本当に出るなら、加藤浩司が参加者からお金を集める理由のほうが無くなります。
アイランドセブンのシステムは名前を変えて売られている
配られるシステムには、名前の違うものがいくつもありました。
数えると6種類です。
運営が置いている導入マニュアルを、新しい順に並べてみます。
| マニュアルの作成 | システムの名前 |
| 2026年5月 | プレミアムセブン |
| 2026年4月 | オートインカム |
| 2026年1月 | 極システム |
| 2025年11月 | オートコイン |
| 2024年11月 | マルチコイントレーダー |
| 2024年1月 | GOLD SEVEN |
名前は6通りありますが、中身の説明はほとんど変わりません。
いちばん新しいプレミアムセブンと、その4か月前の極システム。
この2本のマニュアルを、商品名だけ伏せて突き合わせてみました。
文章の一致率は95.6%でした。
書き出しはどちらも「◯◯では、bitcastleというFX業者を利用します」。
やることは「bitcastleに口座を作り、MACSへ資金を移す」の1つだけでした。
新しいシステムが出たと言われても、利用者がやる作業は変わっていません。
名前が増えているだけ、ということになりますね。
では、その参加費用はいくらなのでしょうか。
アイランドセブンやゴールドセブンクラブの料金
ゴールドセブンクラブの申し込みページに出ていた金額は、29万8,000円(税込)でした。
募集ページのほうは、本来の値段をこう説明しています。

年間49万8,000円が本来の値段で、そこから下げている、という説明ですね。
申し込みページを開くと、金額のすぐ下にこの一文がありました。

注文したあとのキャンセルはできない、と書いてあります。
お金をかけて学ぶこと自体は、悪いことではありません。
問題は、その金額に見合う中身を、払う前に確かめられるかどうかです。
アイランドセブンの決済ページは1万円から100万円まで用意されている
販売元のサイトには、クレジットカードの決済ページがそのまま置いてありました。
同じシステムに対して、金額違いのページがいくつも作られている状態です。
| システム | 用意されている金額 |
| SEVENシステム | 1万円〜69万6,000円(13種類) |
| GOLD SEVEN | 1万円〜69万6,000円(13種類) |
| 7PROJECT-AXEL | 1万円〜100万円(12種類) |
いちばん高い100万円のページも、今日の時点で普通に開けました。

決まった定価があって割り引かれているのではありません。
値札のほうが、最初から何枚も用意されている状態です。
実際、LINEに届いた再募集の案内では、前回の「特別価格」が次の「通常価格」に変わっていました。

50万円から9万8,000円へ。
同じものが5分の1になるなら、最初の50万円は何だったのか、という話になりますよね。
この決済ページには、気になる注意書きも添えられていました。
クレジットカードに関するお問い合わせも、すべて「メンバー限定LINE」で対応いたしますので、クレジットカード会社への直接の問い合わせはご遠慮ください。
アイランドセブンの決済ページより
カード会社に聞かないでほしい、と売る側から先に言われています。
料金の次は、いちばん大事な返金の条件です。
アイランドセブンの返金保証について
ゴールドセブンクラブには全額返金保証が付いていますが、この条件を満たせる人はほとんどいません。
募集ページの返金の説明が、この部分です。

書いてあるのは「一度も資金が増えていないことが確認できた場合に限り」です。
自動売買は、勝った取引と負けた取引を繰り返します。
90日のあいだ、プラスになった取引が1回もないという状態は、まず起こりません。
1回でも増えた時点で、返金の窓は閉まります。
そのうえで、4つの条件も全部満たす必要があります。
販売元の特定商取引法(ネット販売のルール)の表記は、もっと短い書き方でした。
「返金規約を全て満たした場合に限り」とだけ書いてあります。
肝心の条件は、募集ページを見に行かないと分かりません。
同じページで運用資金が5,000円と5万円に食い違う
返金の条件には「推奨している運用資金額である5万円以上を運用していること」とあります。
ところが、同じ募集ページのよくある質問では、こう答えていました。

5,000円から始められる、と案内しているわけです。
案内どおり5,000円で始めた人は、その時点で返金の条件から外れます。
同じページの中で、勧める金額と返金に必要な金額が10倍ずれている。
これで「全額返金保証」と言えるのでしょうか。
この食い違いは、読者の側でも確かめられます。
申し込む前に、返金の条件とよくある質問の両方を見比べてみてください。
アイランドセブンのシステムが使うbitcastleは金融庁の無登録業者
ゴールドセブンを動かすには、bitcastleというFX業者に口座を作って入金します。
マニュアルの冒頭に書いてあるのは、この一文です。

このbitcastleですが、金融庁が公表している無登録業者の一覧に載っています。
金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 を開いてみてください。
「警告書の発出を行った無登録の海外所在業者」の一覧に、bitcastle LLC の名前があります。

備考欄に金融庁自身が書き添えているのは、こちらです。
当該業者が提供するサービスの名称は「bitcastleFX」である。なお、当該業者との関係性は不明であるが、警告している以下の業と所在地①又は②が同様もしくは類似している。
金融庁「警告書の発出を行った無登録の海外所在業者」より
住所が同じか似ている業者は、6社が名指しで並んでいました。
会社が海外にあること自体は、それだけで悪いことではありません。
ただ、入金したお金を預ける先が、日本の当局から警告を受けている業者だという点は違います。
この事実は、申し込む前に知っておいたほうがいいと思いませんか。
では、そのシステムを売っている会社はどこなのでしょうか。
アイランドセブンの販売業者は2つの名前で同じ住所にある
アイランドセブンの販売業者は、同じ住所に2つの名前が同時に存在している状態でした。
決済ページから特定商取引法(ネット販売のルール)の表記へ進むと、今はこの会社が出てきます。

販売業者は Starlinks Solutions Pte. Ltd.。
住所はシンガポールの 160 Robinson Road です。
一方、以前から使われているもう1枚の表記ページも、今日の時点で普通に開けました。

こちらの販売業者は WEBWISE SOLUTION PTE.LTD.。
住所は1文字も違いません。
2枚の本文を並べて突き合わせてみました。
250行のうち違っていたのは、会社名の2か所だけ。
一致率は99.2%でした。
支払い方法も、商品の渡し方も、返金の書き方も、同じ文章です。
会社の名前を入れ替えても、売られているものは変わっていない、ということになります。
商品が届くまでの日数が2か所で食い違う
この表記には、もうひとつ細かい食い違いがありました。
特定商取引法の表記が書いている、商品の渡し方はこちらです。
弊社にて代金支払い確認後、5営業日以内にメール・LINEもしくはSMSで提供いたします。
アイランドセブンの特定商取引法に関する表記より
ところが、実際に支払う決済ページのほうには、こう書いてありました。
「決済確認後、3営業日以内にメンバー限定LINEでご案内いたします」
5営業日と3営業日。
同じ運営が書いた2つの日数のうち、どちらが正しいのかは払ってみるまで分かりません。
特定商取引法の表記に電話番号と責任者がない
2枚とも、書いてある項目は販売業者・所在地・支払い方法・価格・引き渡し時期・返品の6つだけでした。
運営責任者の名前と、電話番号がどこにもありません。
特定商取引法の第11条は、通信販売の広告に事業者の氏名・住所・電話番号を表示するよう定めています。
そのうち電話番号が抜けています。
価格の欄も「各商品ページに記載しています」で、金額そのものは書かれていません。
29万8,000円を払ったあとにトラブルが起きても、どこへ連絡すればいいのか分からない作りです。
投資家の加藤浩司とは?
加藤浩司について調べましたが、投資家としての実績を裏付ける資料は見つかりませんでした。
募集ページでは「これまで僕を信じてついてきてくれた」と語りかけています。
メンバーから利益の報告が届いている、とも書いてありました。
ただ、その報告の中身も、本人の運用成績も、確かめられる形では出てきません。
出てくるのは、システムの募集ページと、購入者向けの導入マニュアルだけです。
販売元のサイトには「仮想通貨」「金融知識」「テクニカル分析」といった読み物の欄も並んでいます。
記事は41本ありました。
ですが中身は「FX自動売買とは?」「チャートの見方を解説」といった一般的な入門記事です。
しかも20本以上が2022年11月30日、同じ1日にまとめて公開されていました。
加藤浩司本人の取引記録は、1本も見当たりません。
自動売買を売る側が成績を出さないと、読者が判断に使える材料はゼロになります。
その状態で29万8,000円を払うことになる、という点は押さえておいてください。
アイランドセブンの口コミ・評判を探して見つかったもの
アイランドセブンの評判を探したところ、良い評価をしている記事が実際に1件見つかりました。
ビジネスメディアの TOMORUBA に、2025年5月23日付で出ている記事です。
題は「アイランドセブン副業が口コミで評判なのは加藤のオープンイノベーションが成功したから!」。

書き手は「太田(株式会社エナジー)」名義です。
アイランドセブンを、詐欺の可能性が低い優良サービスだと結論づけていました。
気になったのは、その根拠です。
理由のひとつに挙げられていたのが「特商法に基づく表記を確認できたこと」でした。
ですが、いま同じ表記を開くと、名前の違う販売業者の表記が2枚、同じ住所で並んでいます。
電話番号も責任者も書かれていません。
肯定している記事の根拠のほうが、先に崩れてしまっているわけです。
一方で、利益が出たという利用者の報告は、運営側のページ以外では1件も見つかりませんでした。
アイランドセブンのその後の動きと最新情報
アイランドセブンは今も動いていて、調べている間にも変わった点がありました。
2026年9月追記 販売業者の名義がStarlinksに変わっていた
決済ページから開く特定商取引法の表記が、差し替わっていました。
WEBWISE SOLUTION から Starlinks Solutions へ。
旧名義のページも消されておらず、同じ住所のまま残っていました。

決済ページが指す先だけが、新しい名義に切り替わった形です。
2026年9月追記 体験者インタビューのサイトが開けなくなっていた
以前は 7-seven-project.com というアドレスがありました。
利用者3人のインタビューを載せたページが公開されていた場所です。
今日、時間を空けて3回開こうとしましたが、いずれも接続できませんでした。
体験談が読めた場所は無くなりました。
今も開けるのは、募集ページと決済ページだけになっています。
2026年9月追記 新しいシステムは7月末から追加されていない
導入マニュアルの更新日を見ると、いちばん新しい更新は2026年7月30日でした。
2026年に入ってからは3か月おきに新しい名前が出ていたので、今は間隔が空いている状態です。
変化があれば、またここに追記します。
アイランドセブンの投資はおすすめしない|まとめ
アイランドセブンのゴールドセブンクラブは、申し込まないでください。
理由は3つあります。
ひとつめは返金です。
「一度も資金が増えていないこと」が条件では、自動売買を90日回した人が当てはまることは、まずありません。
しかも、募集ページ自身が勧めている5,000円で始めると、その時点で条件から外れます。
ふたつめは、お金の預け先です。
システムを動かすには bitcastle に口座を作って入金します。
この業者は、金融庁の無登録業者の一覧に載っていました。
みっつめは、売っている相手が分からないことです。
同じ住所で、名前だけ違う販売業者の表記が2枚並んでいます。
2枚とも、電話番号と責任者の記載がありません。
29万8,000円を払ったあとに連絡を取る手段が、用意されていないということになります。

ここまで読んで、もう申し込んでしまった、という方もいると思います。
その場合は、決済に使ったカードの明細と、申し込みのときに表示されたページを、先に保存しておいてください。
返金を求めるかどうかを、自分だけで決めないでください。
お住まいの地域の消費生活センターに相談すると、同じ商材で過去に相談が入っているかを確認してもらえます。
広告の「毎日7万円」に心が動いたこと自体は、おかしなことではありません。
ただ、その数字を出している側が、返してもらう道と連絡する道の両方を塞いでいる。
そこだけは、お金を出す前に見てほしいと思います。


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